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2019.10.25

あるべき『税理士』とは

今、世間はお笑いコンビ「チュートリアル」の徳井さんが脱税したというニュースで大騒ぎですね。
 記者会見で「想像を絶するルーズさ」などと弁解していましたが、なるほど、そういう面が徳井さんにはあるかもしれません。
また『芸能人は、本来、個人の芸によって収入を得るため、会社つまり芸能法人を作るべきではない。』
こんな声が聴こえてきそうですね。
しかし、節税の目的で芸能法人を作ることはよくありますし、身体が資本のおまけに人気商売。
 将来どのような状態になってもいいように備えをすることは全く悪いことではありません。
むしろおススメします。

しかし徳井さんは、どのようにして節税しようと思ったのでしょう。

まず、この報酬の流れをおさらいしてみましょう。

吉本興業からの報酬

 ↓
株式会社 チューリップ(徳井さんの会社)から給与

 ↓
徳井さん

簡単に申しますと以上のような流れになります。
          
この場合、費用を大きく把えることができるため、税務署の監視もきつくなります。
それならば、芸能法人を設立して節税を図るならプロである税理士にお願いすべきは言うまでもありません。
そしてきめ細かく打ち合わせをし、アドバイスを受け、報酬の流れを合法的に構築をする必要があります。(私なら、その方の背景や全ての事情を考えどんなプランを作ろうかとウキウキします)

一概に税理士と言いましても申告だけをする税理士もいますし、節税を始めとする様々な提案型、コンサル型の税理士もいます。(ちなみにもちろん四谷大林税理士法人は後者です)

 せっかく会社を設立し、税理士に頼んでいながら、3年間申告漏れはあり得ないです!!
これは、脱税の代表と言っても過言ではありません。本当に税理士がついていたのでしょうか。
とても信じられません。

この件で税理士として思うことが2つあります。

①  徳井さんが税務申告を税理士に委任していたとすれば、明らかに税理士の責任であり、税理士の問題であります。税理士が全て前面に出て説明すべきであります。
②  徳井さんが税理士に委任せず、または、委任していても報酬を払っていない場合はどうでしょう。
 徳井さんは、お笑い芸人として社会的責任のある立場であります。小学生の教育の中でも人間としての義務の1つは納税であると教えられています。徳井さんの無申告3年間は、社会において影響のある立場であればこそ、納税しなければならないのは、当たり前の事です。無申告の罪は相当大きいといえます。

 徳井さんは多くの方を楽しませ夢を与えている芸人です。
このような事で、多くの方々へ迷惑をかけファンの方をがっかりさせるような事は絶対にすべきではありません。

その年その年だけのことではなく、経営者の夢を実現することを念頭に置き、遠い将来を見据えながら、節税のアドバイスと正しい知識を与える税理士があるべき税理士の姿だと私は思います。

 四谷大林税理士法人
  理事長 大林靖典

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