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2019.11.05

ラグビーワールドカップ2019「もうひとつのOne Team!

ラグビーワールドカップ2019「もうひとつのOne Team!
決勝前の張りつめた期待感、試合中にどんどん熱くなる高揚感が、試合終了のホイッスルを聞いて、一気に解き放たれた脱力感の中で書いています。

 

くしくも、世界第1位のイングランドと世界第2位の南アフリカの世紀の大一番になりました。戦前は「引き出しが多く何をしてくるか分からない」イングランドと「力勝負」の南アフリカといわれていましたが、結果は正反対の戦い方に切り替えた南アフリカに勝利の女神が微笑みました。

 

そのきっかけはイングランドの「スクラムの柱」の選手が試合開始直後に負傷退場したことです。攻撃の起点になるスクラムで劣勢になり、キックに頼ったイングランドに対して、強みのラインアウトに加え、スクラムでも優位に立った南アフリカは、自慢の「防御網」を機能させて、イングランドの縦に突っ込むしか手のない攻撃をノートライと完璧に押さえ込みました。イングランドのお株を奪う終盤になってのグラウンドの幅いっぱいに使った早いパス回しでスピードスターのウィング二人のだめ押しトライも見事でした。

 

One Team」を標榜して勝ち上がり、今回のワールドラグビー2019を盛り上げた最大の功労者である我が日本代表を破った南アフリカが優勝したことで、4年後の日本代表の「4強」入りが楽しみになりました。

 

ところで、もう一つの「One Team」があることを皆さんはご存知でしょうか?
そうです。今回優勝した南アフリカのチームです。アパルトヘイト(人種隔離)の白人だけのチームから今回の黒人キャプテンと非白人が10人以上いるチームを作り上げ、「人種をひとつ」にまとめ、優勝という美酒をみんなで分かち合うまで昇華させました。

 

会社の中も同じです。ひとつの方向に向かって、「各自が日々自分の仕事を理解し、スケジュールを立て、自ら足らないところを補いながら、周りの仲間に敬意を払いつつ、自分の責任を果たすことで、みんなの信頼を勝ち取り、みんなの力をひとつに結集」してこそ美酒に酔えると思います。まさに、「One Team」です。

 

今回初めてラグビーを見られた方も多いかと思います。「なんで日本代表に外人がいっぱい入っているんだ」と疑問をよく聞きました。「少子高齢化」に悩み、労働力を海外に求めなければならない日本社会の未来の縮図がここにあります。ラグビーがひとつの答えを教えてくれていると思います。皆さんがこのことをよく理解して、外国人への偏見や拒絶をなくし、気持ちよく前向きに受け入れることを考えていただければと思います。
「人種はひとつ」「世界はひとつ」です。
 
話を戻しますが、前回のイングランド大会は、南アフリカを破って、確かに盛り上がりましたが、残念ながら、終わった途端、一気に冷めてしまった「ラグビー熱」も今回は違うと信じています。

 

日本代表の大活躍があっての日本全体の盛り上がりであることは否定しませんが、代表が負けた後でも、世界のトップを走るチーム同士の試合に7万人近くの人が集まり、ラグビーの面白さ・楽しさを目の当たりにして、老若男女全員が歓喜の声を上げてくれたことが、来年のオリンピックの7人制ラグビーに繋がり、4年後のフランス大会へと引き継がれていくと信じています。

 

男子7人制には、リーチマイケルや福岡・松島の日本のスピードスターも名を連ね、金メダルを狙えるチームに変貌する可能性があり、女子7人制には、陸上や格闘技界から数多くの選手が参戦してきており、メダル圏内に割って入ろうとしています。

 

One Team」「ジャッカル」などは流行語大賞になるかもしれません。
ラグビー界も4年後の4強に向けて、始動しており、更なる選手強化に力を入れています。
 
来年はオリンピックの年。ラグビーで大いに盛り上がりましょう。

 

日本全国の皆さんのおかげで、今回の日本大会が「史上最高の大会になった」と最大の賛辞を贈られました。本当にありがとうございました。

 

四谷大林社会保険士事務所 社会保険労務士 森崎優二

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